2015年8月31日月曜日

名声と名曲について

人生は、辞書のページのようなものさ。
自分の名前も、偉業も書かれていたとしても、
読まれずに捨てられる、なんてことだってあるんだ。
四元壯



ロシアの音楽家って、めっちゃいる・・・

自分が何を聞いているのか、
俺は音楽ジャンルをあまりわからない。

という、音楽をやっている人間としてはあるまじき状況にあるのでは、
と思い、

普段何気なく聞いている音楽を、
とりあえず片っ端からググってみることにした。


そして、その第一弾が、
『Ravel:Promenade』
だった。
ググってみた結果、
この曲について、wikipediaから引用すると・・・


ムソルグスキーは音楽史などでは「ロシア5人組」と呼ばれる音楽家集団の1人として良く知られているが(略)

と、書かれている。




・・・・




良く・・・・知られて・・・・いるんです・・・ね・・・・。
すみません。チャイコフスキーくらいしか知りませんでした。



他にも、沢山ロシアの音楽家の名前が出てきているのだけれど、
ムソルグスキーの残した音楽の多くが・・・
リムスキー=コルサコフの弟子であったミハイル・トゥシュマロフが・・・
指揮者クーセヴィツキーの依頼で ・・・
と、まぁこんな調子で、
世界史勉強している気分になりましたが、


とにかくロシアには、すごい音楽家がいっぱいいることはわかりました。



曲は知っていても、誰のかは知らない現象

結局、調べたラヴェルのプロムナードが、
誰の曲なのかは、よくわからなくなってしまったのですが、
とにかく、
その曲は、世界的に有名で(有名で、と言うのも恥ずかしいくらい有名だと思う)、
実際、
クラシックに全く素養のない僕にも、
良い音楽だと直感させる名曲なのです。


クラシックだから、
まぁ、作曲家の名前を知らなくても当然か、
と思うけれど、
でも、よくよく考えてみると、
今の音楽シーンでも、
曲は知ってるし、わりと好きなんだけど、
誰が歌ってるかはわからない音楽、
というのは、少なからずあるなぁ、と思うんです。


そこで、
今日やっと、色んなミュージシャンが、


「自分たちは残らないけど、楽曲は残る」



という意味が理解出来た気がしました。


作者は忘れられても、
いい楽曲は、
世の中に広まり、受け継がれていくんだ、
と。



だから、
自分の中にある「成功したい!」とか「絶対売れてやる!」
という原始的な情熱はすごい大事だけれど、
それよりも、
ひとつひとつの作品を、
丹精込めて、祈りを込めて、
出来る限り、あるべき姿に作り込んでいくことが、
何よりも大事なんだと思う。



どうしても、妥協をしそうになってしまうけど、
もし、
それが、幸か不幸か世の中に広まった時、
墓場で安心して眠っていられるように、
ちゃんと作っていきたいと、
僕は、僕らは思うのです。



<次のライブが決まりました!>

9/26@下北沢DaisyBar(今度は夜です!)
詳細未定


8月にやったデイジーバーでのライブの日に、
ブッキングマネージャの方から、
再度誘っていただき、出演することとなりました。

8月のライブから、日があまり経っていませんが、
9月には合宿もして、
かなりレベルアップをするので、
是非、また見に来てもらえたらと思います。

今度は、ギターの真鍋もいなくなり、
完全3ピースの編成になるけれど、
土屋くんとかおりんと俺の3人だったら、
あなたの心を震わせる音楽が出来ます!

応援、よろしくお願いします!























2015年8月30日日曜日

ちゃんぽん食ったか?

人生は、まるでチョコレートボックスのようなものさ。
あけてみるまで、何が起こるかわからない。
そして、食べてみるまで、どんな味がするかわからないんだ。
四元壯




初・下北沢ライブ

今日は、下北沢DaisyBarでライブでした!
来てくれた皆様、本当に本当にありがとうございます!


初めての、
下北沢でのライブ。


「バンドで勝負をしたいなら、下北沢を通らないといけない」


という気がしていて、
日程の都合だったり、
andymoriが出演していたり、
色々な要素が重なり、
DaisyBarに出演させてもらえ、
初の下北沢でのライブがここで、よかったな、
と思いました。
土屋君もちゃんと写ってるよ



人の目と、耳に触れて、はじめて意味を持つ


5月30日のライブから、3カ月。
いいものを見せる為の時間としては、
あっという間だったんだけれど、
色々と余計なことを考えてしまうには、
長すぎる時間ではあった。



そんな、余計なことを色々と考えてしまっていた時、
あるドラマの話を教えてもらった。


『ちゃんぽん食べたか?』
というドラマの一幕で、
若者がフォークデュオでデビューするまでの話みたいなのだが、
この中で、
主人公のヴァイオリンの先生で、とても厳しい人が、



「芸術は、人の目にさらさないと何の意味もない」



というセリフがあるみたいで、
今日のライブをしてみて、
それをすごく実感した。



みんなで何時間も練習し、
1人でも練習をし、
でも、
なんとなく、これでいいのか、
という不安があるというか、自信が持てないというか、
という状態だった。



でも、
今日、沢山の人に見てもらって、
「良かったよ」
「CD欲しい」
ということを言ってもらって、



この3カ月の練習が意味あるものだったんだな、
と感じた。



音源を聞き返すと、
本当にまだまだなところだらけだけれど、
聞いてもらうことで、
また作品が完成に近づくんだな、
と思いました。


walk with you



これから、もっともっといい曲を作って、
いいライブをして、
みんなが、来てよかったな、元気になるな、
とか思ってもらえるように頑張りますので、
これからも、よろしくお願いします!


今日の映像が近々、めっちゃかっこよくなって出来てくると思うで、
待っていてください!


the chocolate box
四元壯







2015年8月26日水曜日

夢をかなえるぞー!

人生は、動物園のようなものさ。
狭い檻の中の生活を快適と思うか、
広い世界へ飛び出すことを望むか、
それは自分次第なんだ。
四元壯



啓発本の代表作は、やっぱり面白い

ドラムの土屋くんにおすすめされて
「夢をかなえるゾウ」を読んでいる。
主役のガネーシャ。「ガネーシャ」と画像検索かけるとちょっと怖かった・・・


本というのは、
ホントに、
出会いのタイミングが決まっているな、
と思う。


何度も、読んでみようと思ったけれど、
結局読まずにきた本も、
縁があると、いずれ読む時が来る。


そして、その来るべき読む時が、
最適な時なんだと思う。


「夢をかなえるゾウ」もまさに、そんなタイミングみたいだ。


するべきことは、大袈裟で一度きりのものより、小さくても毎日継続すべきもの

この本では、
1章ごとに、ミッション的なものを与えられて、
それをちゃんとこなしていけば、
きっと夢は叶う、
という内容だ。(と思う。まだ途中なので)


そのミッションは、
・靴を磨く
・明日の準備をする
・運がいい、と口に出す
と、どれも実行するのは簡単なものばかりだ。


だけど、
確かに、これを毎日続けたら、
夢が叶うかはわからないけど、
きっと、「デキる人」や「素敵な人」にはなるだろうと思うと同時に、


こんな、なんてことないことを、
「毎日続けられる」という人は、きっとごく少数だから、
だからこそ、
差がついたり、目標に近づけたりするんだろうと思う。


「意思を持って、毎日やること」がどれだけ大変かは、
このブログを毎日書くと決めてから、すごく実感している。
(そして、実際にちょっとさぼっている・・・・)


気を使うな。常識に縛られるな。自分の人生を生きろ。

そして、まだ読み途中ではあるが、
すごく「グサリ」ときたところがあるので、紹介したい。


「求人情報誌を読む」というミッションの章で、

収入が不安定とか、恋人や親が反対するとか、そんな悠長なこと言ってる場合ちゃうで。
自分の能力がいちばん発揮される職種を選ばないかんで。
とんこつラーメンが1番好き、とわかるのはなぜ?他のラーメンも食べたからやろ?

という部分がある。


日本は今、ひとつの会社に正社員として属していると、
他の仕事は、アルバイトでもダメだとされている。
それは、
わりと、徹底してダメ、というよりは、
空気的にダメ、という感じだ。


会社には、給料をもらっているから、
それなりに、忠誠を尽くしたり、感謝したりすべきだとは思う。
だがしかし、


自分の人生だよね?


そして、
一度きりの人生だよね?


我慢して生きることも大切。
だけど、
我慢して、ストレス溜まって、生産性も低いなら、
我慢しないで、好きだったり楽しいことやって、いいもの作ったり、誰かを喜ばせたり、生産性高めたりしている方が、
自分にとっても、
他人にとっても、
世界にとっても、
素晴らしいと思いませんか?


その我慢、本当に必要かな?
本当に、意味あるかな?
誰かを喜ばせているかな?



今は、自己満足かもしれない。
誰にも求められてなんかいないかもしれない。
むしろ、迷惑をかけているかもしれない。
だけど、
きっといつか、
自分たちの音楽を求めて、
それによって、生きる元気をもらう、
という人がきっといることを信じて、
今日も明日も音楽をやります。


8/29、もう目の前。
不安は募る一方だけど、
きっといいライブになる。


the chocolate box 四元壯







2015年8月25日火曜日

需要と供給

人生は、鍋に入れられたアマガエルのようなものさ。
今いる場所にとどまって、いつの間にか茹で上がるか、
さっさと抜け出すか。
the chocolate box 四元壯



楽しいなら、とりあえずやっちゃえばいい

「楽しいけど、これやってたら怒られるかな」
そう思いながら生きるほど、
つまらない人生はない。


鬼がいたなら、豆をまけばいい。


楽しいなら、誰になに言われたってやればいい。


自分が、誰かに何かを言われ、
時に、腕をつかまれたって、
その何かを言ってきた人は、
自分の望みを、何一つ叶えてくれやしない。


そして、
その人に言われたから、自分が何かをやめたとして、
それは、それまでのことにしかならない。
決して、叶うことはない。


偉そうに止める側だった人間も、
いつしか、
止めてた人に雇われるようになるだろう。


権力に守られている人間は、
権力に怯えて生きるしかないんだろう。


自由は、面倒くさいことが多いけど、
面倒くさいことをしたくないなら、
死んだように生きるしかないから、
そんなのはごめんだな。


需要と供給。
きっとどこかで一致するよね。


ザ・チョコレートボックス
四元壯













2015年8月24日月曜日

聴こえない人に、音楽を届ける

人生は、壊れかけのレディオみたいなものさ。
何も聞こえていないのに、みんな聞こえた振りでやりすごすんだ。
四元壯


陽を浴びずとも、育つ花

ひまわりも元気がなくなる季節になってきました。
みなさん、おかわりないですか?


the HIATUSというバンドがある。
そのボーカルの細見さんという超天才に、ある日、
矢野顕子さんからメールが届いたらしい。

そこにあるURLが書かれていて、クリックすると、
黒人のシンガーが、聴覚障害者の人のために、
歌いながら手話で、音楽を届けている映像が流れていた。

その映像に心打たれた細見さんが、
自分のライブでもそれをやるべく、
手話師のペン子さんをゲストで呼んだ。


そして、演奏のはじまる前、
細見さんは、
ペン子さんの手紙を読み上げた。


「今日、この場所に立たせてくれた人たちに感謝いたします。
そして、この仕事を信じ、共に続けてきてくれた、先生、仲間に感謝します」

もはや、この手紙だけで俺はノックアウトされてしまった。


あぁ、そうか。
世界には、
スポットライトをあびていない、
地味で、だけどとても素晴らしい仕事をしている人が、
沢山いるんだな。


普段、光を浴びている仕事と言えば、
ニュースキャスターとか、
タレントもそうだし、
キャビアテンダントとかも、
キラキラしている、憧れの対象となる仕事だろうと思う。

それに対して、手話師や、手話で歌を表現する人は、
そういう仕事とは全然違う、
本当に、やる人が、やれる人が限られてくる、
すごく貴重な、そして重要な仕事だ。


カリスマとはまさにこういう人を言うんだろう

誰かの権利のために戦う人は、強い

ペン子さんが、なぜこの仕事をはじめたのかは、
俺は知らないだけど、
このペン子さんのツイッターを見て思った。

‘音楽が嫌い、苦手。そもそも音楽に興味がない。手話歌?はぁ?どうせ聴者が自己満足でやってるやつでしょ。そういうのを見ると寒気がする。’という環境下でも挑戦しようと思ったのは、誘ってくれたのが細美さんだったから。相手がハイエイタスじゃなければこんな怖い挑戦は絶対にしなかった。
https://twitter.com/pennko/status/548895824160100354
こんなに、素晴らしいことに対してすら、
ケチをつけてくる人がいるんだな。と、驚きを隠せないが、
でもきっと、
こういう人もいる中で、
「あなたは本当に、その仕事、本気で続けられるんですか?」
という試練でもあるのかもしれないと思った。


俺の勝手な憶測だけれど、
きっとペン子さんは、
「純粋に人の役に立ちたい。聴覚障害の人の為に手話を覚えたい」
という思いはもちろんだけど、
それ以上に、


聴覚障害の人が音楽を楽しむという「権利」を、
守らないといけない!


と思ったのではないかと、
俺は思っている。


「誰かの役に立ちたい」
というのは、とてもピュアで、素晴らしい考えだし、
俺も、思ってはいる。
だけど、
「誰かの役に立ちたい」レベルは、
実は、「自己実現」=「自己満足」の域を出ていないのではないか、
と思った。


だから、
「聴覚障害の人の権利を守るんだ!」
というくらいの強い思い、
ひとりよがりで、押しつけがましくなりそうなくらいの、
強い思いを持ってやらないと、
いい仕事、素晴らしい仕事、というのは出来ないのかもしれない。


マズ郎さんの段階欲求説。僕は一番したが一番つよいですね。


音楽も、いつまでも自己実現ではダメ

ボイトレの先生も言っていた。
音楽をやる人は、誰かの心を揺さぶり、感動させないといけない。
いつまでも自己実現の為だけに音楽をやっていては、
人を感動させることなんて出来ない。
と。


まさにそうだな。と思う。
今の自分の音楽や、
その為の、こういうブログ活動とか、
全てが、
どんな役に立っているか、役に立つか、
さっぱりわからないけれど、
きっとどこかで、誰かの為になるはず!
と信じ、続けていきたいと思う。


続けることでしか証明出来ないことがある。


8/29。
いよいよ、今週ライブです。
下北沢デイジーバー。
the chocolate boxの出番は12:30です。
トップバッターです。
お見逃しなく!


the chocolate box
四元壯




2015年8月23日日曜日

オンライン教育の時代は、意思の時代

人生は、使い古しの教科書のようなものさ。
本当に知りたいことは、汚れていたり、破れていて読むことが出来ないんだ。
the chocolate box 四元壯



オンライン教育は、いつでもどこでもだれでも学べる

今、日本で生きる僕らは、学べることのありがたみを、あまり感じてはいない。
勉強をする場所は学校で、
学校は当たり前に存在していて、
むしろ、邪魔くさい存在という方が正しいような気がする。


勉強できる場が、邪魔くさいのは、
きっと、「学びたい」という欲求の前に、
学校という場が用意されてしまっているからだろう。


それに加え、
学校の場合は、勉強以外にも、人間関係とか、
なんとか当番とか、そういうものも邪魔くささに輪をかけているんだろう。


しかし、
世界には、学びたくても学べない人たちが数え切れないほど存在している。
ずっと昔から既知の事だろうけど、
いまだにそんな人たちがいるんだ。


そんな人たちは、
・金銭的
・時間的
・地域的
な問題から、学校という学びの場に行けなかったが、
今は「オンライン教育」という、
PCやスマホでも受けられる教育サービスがある。


もちろん、オンライン教育だって、
金銭的に受けられない人もいるだろうけど、
明らかに、学校でしか知識を得られなかった時代よりは、
教育を受けるハードルは下がっているだろう。


オンライン教育は、現代の寺子屋や!

教育の形も、テクノロジーによって変わる

以前、LINEミュージックやAWAなどの、
音楽ストリーミングサービスという新しいテクノロジー(サービス)の普及で、
音楽の聴き方が変わる、というブログを書いたが、
教育も同様に、テクノロジーによって大きくその形を変えていくだろう。




日本のオンライン教育サービスでは、
Udemy
https://www.udemy.com/
がいい感じがした。

いい感じのポイントとしては、
・内容が、オンラインに最適な量や長さで、区切られている(細切れ時間を使える)
・講師の話が、ちゃんとしている(他のサービスはその場のノリで話しているものも結構あった)
・ 画面の切り替えがうまい(内容によって、スライドアップや、講師アップのタイミングがgood)
・たまたま見たものの、講師の熟女が、なんかちょっと気になる(清水久三子さんらしい)

というところだ。

PCはVAIOです。
オンライン教育は、教育の形をどう変えるのか。
きっと、学校という場自体をなくすか、大きく変えていくだろう。


今の日本の学校は、一言でいうと、
「融通がきかない」
である。


数十人いるクラスで、
みな同じカリキュラムで、
学ぶのが早い人も遅い人も、得意な人も苦手な人も、
同じペースで勉強しないといけない。


なぜ、融通がきかないか。
それは、過去の時代で求められていたことを、
身につけるためのシステムだからだ。


過去の時代で求められていたことは、
「富国強兵」
という、国家のために、全体主義で生きていく人材をつくることだ。
その当時は、
個人ひとりひとりの優秀さや、興味は、
二の次だった。
とにかく、集団行動をできて、指示に従うのが得意な人間が求られていた。


しかし、
今の時代は、
いわゆる「多様性」の社会だ。


だから、同じことをできても、
あまり意味も価値もない。
それよりも、
その人にしか出来ない何かをできるか、
世に価値として提供できるか、
が大事になってくる。


そんな時代にまさにちょうどいいのがオンライン教育だ。


オンライン教育は、
自分の、
学びたいことを、
学びたい時に、
学びたい場所で、
学ぶことができる。


だから、
かつては、「自分の得意なことだけを学び、伸ばす」
というのは、
学べる場所を探す才能自体も必要だったが、
今は、より多くの人が、そういう環境を手にすることができる。
本当に、いい時代になったと思う。


学びたいことを、学べる。裏返すと・・・

学びたいことを学べる、というのは本当に素晴らしいことだ。
でも、
裏を返すと、
「学びたいことがない」人にとっては、
学ぶものがない、ということになる。


学校は、
学びたいことがない人でも、無理やりやらされるから、
なにかしら学問的なことや、学べることに触れることができた。


しかし、
もし、オンライン教育が基本になった場合、
学ぶというのは、
「意思」が必要になる。
つまり、
オンライン教育時代とは、意思の時代なのである。


何を学びたいか。


すごくシンプルだけど、
いざ問われると、答えられない質問。


でも、よくよく考えてみたら、
生きることは、意思を持たないといけないのは、
当たり前のことなんだよな。
と思う。


音楽も意思が必要

今日はスタジオで5時間、バンドの練習をしたが、
音楽も、意思が必要だ、とつくづく感じた。


音楽って、ただ聞いている分には、
「おぉいいフレーズだなぁ」
とか、感心したり、テンションあがったりすることはあって、
なんとなく、自分もできそうな気はするけど、
いざ楽器を手にしてみると、
全然思い通りにいかない。


でも、思い通りにいかないのは、
思い通りに出来ないのではなくて、
「どうしたいか」
が明確でないから、それを表現(正確にいうと、頭の中のものの”再現”)を出来ないじゃないか、と思う。


来週8/29は、
そういう「強い意思」によって作られた音楽をみなさまに聞いてもらうことがやっとできます。


下北沢daisybar。
お昼の12:30。
お待ちしています。


最近は、月・火の夜は四元が渋谷でストリートライブをやったりしているので、
それもぜひ見に来てくださいね。


では。


ザ・チョコレートボックス 四元壯
















2015年8月19日水曜日

不寛容な国・日本

人生は、まるで渋谷を行進するデモのようなものさ。
警察に守られながら、一方的に自分たちと異なるものを、
排除するしか出来ないんだ。
四元壯



もうさ、よくない?

怒ります。怒っています。
今日の私は、もう怒りで頭がいかれています。


もうさ、
一回日本、ぶっ壊そう。
もうさ、
よくない?


盗用疑惑指摘のトートバッグ、佐野研二郎さん「スタッフが第三者のデザインをトレース」と認めるhttp://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1508/15/news017.html 

イヤホン耳に無音で盆踊りhttp://www.sankei.com/premium/news/150816/prm1508160027-n1.html
やっとさ、やっとさー

そんなに、人の揚げ足取りや、クレーム、規制をするのならば、
人のいない世界にいけばいい。


なんで、こんな不寛容な国になってしまったんだ。
日本は。


どっかの誰かが、どっかの誰かのデザインをパクったとして、
それが事実だとして、
それを、
作ってもいない、
関わってもいない、
恩恵も、不利益も受けていない人間が、
あれやこれやと、
色々と見つけてきて、
大声で主張して、
一体なんになるんだ?


そのパクった人が、裁かれて、死刑になれば満足なのか?


この国が、
こんなことになったのは、
戦後教育でも、
総中流時代を経て、成熟したからでもない。


人々の「想像力」が欠如しているからだ。


そのトートバッグを、プレゼントでもらった人がいたとしたら?

この、佐野さん問題は、
俺ははっきり言って、興味はない。
だって、
オリンピックのロゴがどんなものだろうが、
何一つ覚えてはいないし、
それが素晴らしいかどうかなんて、
判断できる基準も素養も俺にはない。


それよりも、
そのオリンピックでどんなドラマが生まれるか、
それにただワクワクすればいいんじゃない、
と思うから。


それに、この佐野さんのトートのデザインパクリ疑惑も、
パクったならパクったで、
それはあまりよくないことかもしれない。


でも、
何も、
それを
作ってもいない、
関わってもいない、
恩恵も、不利益も受けていない人間が、
大声で騒いで、


もし、そのトートバッグを、
プレゼントでもらった人がいたとしたら、
その人は、傷つくんじゃないのか?
もうそのバッグは使えないんじゃないのか?
とーとーとーとばっぐにまで


デザインは、
パクリも、モチーフも、オリジナルも、
境界は曖昧だ。

音楽も、絵も、建築物も、
この世の、
普通の人ではつくれない、
批判するだけの人にはつくれないものは全て、
曖昧なことが多い。


大事なのは、
パクリかどうかより、
それを手にした人が、
満足かどうかだ。


人には、
ボロボロになったけど捨てられないものが、
だれにもひとつはあるはずだ。


それが、
このトートかもしれない。


自分の暇つぶしや、
心地よさの為だけに、
不寛容になるのは、もうやめてもらいたい。


世代をつなぐようなヒット曲が最近は生まれない。
それは、
まさに、この不寛容が、他者を排除しようとしているからなんじゃないかって、
思う。


今夜は怒ってました。
だから、8/29絶対来て!!



ザ・チョコレートボックス 四元壯











2015年8月18日火曜日

意思を持つ星

人生は、夜空のようなものさ。
暗く、暗くなるほど、星は美しく、たくさん輝くんだ。
四元壯



4万人を揺らす、泣かす、叫ばせる

感動とは、「感情が」「動く」ということ。
感情が動いた時、
それは、痛みにせよ、喜びにせよ、
人は”生きている”ということを実感するのではないだろうか。
そして、
生きていることを実感することが、
人を豊かにするんじゃないだろうか。


Mr.Childrenのツアー「未完」に行ってきた。


この4万人という大観衆を前に、
45才の桜井さんは、
35才のツアー「I ❤️ U」の時と同じように、
いや、それ以上の安定感と激しさを持って、
歌をうたっていた。


それに呼応するように、
ファンの人たちは、
自らケイタイのライトをつけ、
揺らし、
東京ドームは、星空になった。


ある曲が終わり、桜井さんのスイッチオフの合図により、
ひとつ、またひとつと、
多くのライトが消えていった。


その瞬間はまるで、
星が、意思を持って消えていくかのような、
そんな感じだった。


地球は、
人の住む星。
もしかしたら、
宇宙のどっかからみたら、
意思を持つ星のように、
見えたりするのかもしれない。
そんな風に、少し思った。

会場内での撮影・録音はご遠慮ください。

生命は”意思”によって進化する

はじめてMr.Childrenに出会ったのは、
1996年、アルバム「深海」が発売された時だった。


小学校4年だった自分は、
意味もわからず、
ゴミのようなダンボール
そこで眠る老婆
錆びた夢の残骸
明日は我が身
だけど 苦笑してる 苦笑してる 苦笑したりしてる
「So Let's Get Truth」
なんて歌ってた。
まだ、女性ボーカルの方が歌いやすい、
声変わりする前の声で。


それから、もう20年。
未だに、これだけの人気があるのは、
なぜなのだろうか。


きっと、桜井さんの書く曲は、
”真理”が散りばめられているからではないだろうか。


大小の様々な歯車が複雑に絡み合い今日も廻ってるあぁこの世界 愛しき世界君と廻してる 

進化論では首の長い動物は生存競争の為にそのフォルムを変えてきたと言う「強く望む」ことが世代を越えていつしか形になるなら この命も無駄じゃない「進化論」 

今、この時代に生まれ、生きている僕らは、
今、まさに生き抜く為に、理想の為に、進化することは出来ない。
だけど、
生き抜く為に、そして愛する人を守りたい、と「強く望む」ことで、
もしかしたら、
次の世代、次の次の世代に、
進化を遂げられるかもしれない。
そういう歌を、
歌っているから、
きっと多くの人の、心をつかむのではないかと、思う。



急に、下世話な話になってしまうけれど、
あるアーティストの人が言っていた。
「俺ら、ミュージシャンは、チケットという紙切れ一枚を、
7000円とかで買ってもらう仕事なんだぞ」
つまり、
”わざわざ”チケットを買って、
”わざわざ”会場まで足を運んでくれるお客さんは、
ただただ「信頼」そして、信頼ゆえの「期待」を持っているのだろう。


4万人の信頼。
10公演なら、40万人の信頼。


それを背負うだけの覚悟がなければ、
音楽なんてやっていけないな。


頑張らなければ。


ザ・チョコレートボックス 四元壯


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
<もうすぐライブだよ!>
8/29@下北沢DaisyBar
出番12:30〜
チケット前売り2000円+1ドリンク代(当日、取り置きでOKです)









2015年8月17日月曜日

愛する人を取り戻す、悪魔の力を手にいれたとしても

人生は、おもちゃの時計のようなものさ。
針を戻すことは出来たって、過ぎ去った時間は戻すこと出来ないんだ。
四元壯



いよいよ人間は神になるかもしれない

流行に敏感な俺さまは、
ジュラシックワールドを見てきたんだぜ。


http://www.jurassicworld.jp/

ご存知、ジュラシックパークの続編である今作は、
恐竜のDNAを、遺跡から採取して、現代に再現させるだけの前作から一歩進み、
様々なDNAをかけあわせて、
新種の恐竜を創り出すというのが、主題だった。


全体のストーリーは、
正直言って、すごく凡庸な、
金かけた、すげー映像だからなんとか見れるような内容だったけど、
さりげなく、
未来に対するすごい”予言”が示唆されているよな気がした。


既に、スーパークリエイチャーは生み出されている

映画「ジュラシックワールド」では、
遺伝子の組み替えられた恐竜が大暴れして大パックになるのは、
見に来ている人全員が予想していると思う。


だからこそ、この映画は、すごく怖い気がしていて、


”遺伝子組換”


という部分に、そこまでフォーカスされておらず、
そこまで問題視もされていない。


それに、見ている人は、
「こんな凶暴な恐竜作っちゃたら、怖いねぇ」
くらいにしか思わないだろうが、
実は、”凶暴な生き物”(スーパークリーチャー)だって、
人間はもう作れてしまうんだ。


この、アメリカン・ブルーという牛は、
遺伝子組み換えによって、
”筋肉が4割多く発達する”ようになっている。
これは、完全に、


人間による、人間のための、遺伝子組み換えの結果なのである。
マッチョです。

もう、覚えている人は少ないかもしれないけれど、
クローン羊のドリーが97年につくられて、
それからもずっと、この類の研究が、連綿と続いていて、
しかも、すごく進化しているのである。
当時の俺は、クローンとか別になんも感じなかった。

DNA操作は、正義か悪か

こうして、人間が手を加えることによって、
生命の種が変わったり、
既に絶滅した生物が復活することは、
果たして、正しいことなのか。間違ったことなのか。


その答えは、時代が出すまで、きっとわからない。


人間は、
悲しくも、すごい発明をしてしまう時がある。


70年前に日本に落とされた原子力爆弾がまさにそうだ。


この兵器は、明らかに「悪魔の兵器」であり、
使ったが最後、人類は破滅に向かうと、
わかりきっていたはずだが、
一部の権力者たちにとっては、
「戦争を終わらせ、世界に平和をもたらす”正義の兵器”」
だと信じて疑わなかったのである。


だから、DNAを操作することも、
果たして、
悪か正義かは、今の段階ではわからない。


例えば、
「生命は尊い」
という前提で議論をした場合、


食肉を、遺伝子組換えによって大量に生産できれば、
餓死する人はいなくなる。
という考えと、

生命そのものを、人間がいじくるなんてこと自体が、
許されざる行為だ、
という考えで割れてしまう。


それに、
もし、
愛する人を失ってしまった時、
その技術によって、また蘇らせることが出来たとしたら・・・
きっと意見は簡単に変わってしまうだろう。



だから、
「正しさ」は自分たち自身で見極めて生きないとダメだ。


人の意見を鵜呑みにしては、
これからは、
自分の命はましてや、
自分の子供、孫世代にまで過ちを引き継いでしまうことに、
なるかもしれない。





今日は、だいぶ音楽とは離れてしまっているけれど、
音楽は、こういう問題を、
さりげなく、みんなに提起できる貴重な手段だ。

俺も、
こういう意見が正しい、ということではなく、
「みんな、考えようぜ!」
という歌を歌っていきたい。


ザ・チョコレートボックス 四元壯
the chocolate box





2015年8月15日土曜日

記憶を失うほど、酒を飲むのも、たまには悪くないよね

人生は、酒瓶のようなものさ。
飲んでみるまで、どんな味かわからない。
四元壯



ずっと友達でいるって、すごい

昨日は、おさななじみと飲んだ。
そいつとは、
母親どうしが高校時代からの同級生で、
それぞれ鹿児島から出てきて、
そして、小学校3年になる頃に、
同じ朝霞市に引っ越して、
それからの友達だ。


29才になった今、
小学校からの友達ってだけで、
わりと無条件で、仲良い感じはするけど、
でも、
やっぱこの友達は特別な感じがする。




さて、俺の友達はどれでしょう?




酔っぱらい方で、自分の相手に対する感じがわかる


最近は、俺らしくもないのだが、
次の日に残るほど、ベロベロに酔っぱらうことは少なくなった。


それは、次の日がきつい、
というのももちろんあるんだけど、
ベロベロになる飲みの場が減った、
ということでもあるような気がする。



自分の中では、
ベロベロになるということは、
「心を許している」
ということな気がする。



楽しいから酔うし、
それに、
構える必要がないから、
酔うんじゃないか、と思う。



とはいえ、ベロベロになっちゃったら、
一緒に飲んでる相手には悪いんだけどね。笑



というわけで、
俺は昨日ベロベロに酔っぱらってしまったのでした。



記憶を失う怖さと、記憶を失ってしまうあっけなさ

それにしても、
記憶を失うほど飲んだ次の日は、
いつも当たり前にしていることが覚束なくなったりする。



反射的に入力しているパスワードも、
あれ?なんだっけ?
となったり、
洗い物も、
なんだか段取りが悪かったり。



一緒に飲んでいた人に、
「昨日ベロベロで、道路で寝てたんだよ」
とか言われたり、
自分の行動を全く覚えていない、
というのは、なかなか怖い。


怖いから、
あんまり記憶を失う飲み方はしたくないんだけど、
いざ、そんな風になってみて、
記憶を失ってみると、



「あ、いつも重要だと思っていたことも、こんなに簡単に忘れてしまうものなのか」



と思ったりもする。



酒によって人格変わるって言うけど、
人って、
自分で思っている以上に、
”自分以外”の人格を沢山もっているんじゃないかな、
と思う。



だから、
時には酒を飲んで、
新しい自分を発見するのも、悪くないんじゃないかな。



ザ・チョコレートボックスも、
酒に合う音楽も、奏でられるようなバンドになりたいな。



8月29日のライブまで、
あと少し。


ぜひ、ビール片手に聞きに来てください。



the chocolate box 四元壯











2015年8月14日金曜日

7人のクラスメートと30 人のクラスメート

 人生は、異文化のぶつかり合いだ。
同じ言葉を話す、同じ人種の人間だって、
中身は、誰一人として同じものはいないんだ。
四元壯



小学校の時、クラスには何人いた?

昨日、知人と飲んでいる時にさりげなく彼が話したことが
とても印象的だった。


「俺の、人との距離の取り方って、多分、小学校の時の経験が影響してんだよね。
1学年1クラスの、6、7人っていう少人数と6年間過ごしたからさ」


と言っていた。


俺は小学校の時、一回転校をしているから、
二つの学校を経験しているけど、
どちらも、1クラス30人くらいはいて、4クラス5クラスとかある学校だった。
だから、
俺の中では、
全国ほとんどの学校がそういう感じだ、と当たり前に思っていた。
(もちろん、TVで過疎地域の学校を見たことはあるが、それでも、
感覚的には、自分の経験だけが全てだった)


自分の学校と、北海道のある町の小学校を調べてみた。
【朝霞第一小学校】俺の出身 校
全児童数:673人
1クラス平均:33.7人
http://www.gaccom.jp/schools-9035/students.html


【遠軽町立生田原小学校】
全児童数:44人
1クラス平均:7.8人
http://www.gaccom.jp/schools-36859/students.html


本当だ・・・・
こんなに違うんだ・・・


小学校の時は、
クラスが変わったり、転入生が来るたびに、
新しい恋に落ちていたけれど、
7人と6年間同じだったら、
そんなドラマはまずありえないんだな・・・
と、思うと、
育ってきた環境って、人それぞれ全然違うんだな、
と思う。



それでも、共通するなにかはあり、共感できるなにかがあるんだ

「育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ」
育ってきた環境、と聴いただけで、
俺はすぐこの歌を思い出ししまうのだけれど、
まさにその通りで、
育ってきた環境が違うと、同じ人間でもおそらく、
全く違う性格が形成されると思う。


クラスの人数が少ない地域は、
情報も、都会に比べれば、
限られていたはずだろう。


しかし、
何十年前でも、
いや、何十年も前の方が、
ヒット曲は、
全国的にヒットしていた。


それは、
どこに住んでいようと、
どんな環境で育とうと、
共通するなにかがあり、
そこに共感が生まれるんだろう。


音楽は、言葉の芸術だ。
言葉は、必ずしも、
全てわかりやすく作られていなくてもいい。
ただ、
聴いた人の、心の奥の方にあるなにかを、
引っ張り出せるように、
俺も作っていきたい。







2015年8月12日水曜日

夏を、泳ぐ

人生は、海にたゆたうクラゲみたいなもんさ。
単細胞で、ただ呼吸をしてるだけ。
それでも、何かにとっては、意味のある生命なんだろう。
四元壯


2015年、夏の水族館イベント

時々、涼しい風が吹いてくる時期になってきました。
しかし!!
まだまだ夏は続きますよ。


今年は、水族館のリニューアルが目立ちます。

品プリの水族館”が酒も飲める大人の空間に!http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20150710/1065589/
えのすい×チームラボ「ナイトワンダーアクアリウム2015」新江ノ島水族館で開催中!http://www.asoview.com/article/area/are0140800/1807/
東京都・すみだ水族館で、"ペンギン花火"が見られる!!http://news.mynavi.jp/news/2015/08/09/026/

どの水族館も、一番の特徴は、
”プロジェクションマッピング”による演出、
というところだと思います。


プロジェクションマッピングと言えば、
僕のイメージは、なぜかPerfumeなのですが、
とうとう色々なところにも、
新しい技術が取り込まれはじめました。

ただ”魚が泳いでる”空間を、光によって幻想的に魅せる



水族館の演出は、そのままカップルのデートそのものを演出することである

小学校の頃、「ときめきメモリアル」という恋愛ゲームに姉とはまっていた記憶がある。
そのゲームで、好きな子を誘うデートスポットは、
遊園地か、水族館の選択肢だったような記憶があるけれど、
それから10年以上経った今でも、
水族館は、相変わらずデートスポットの代表だ。


iPhoneというスーパーマシンを手に入れても、
ドローンという超すごいラジコンロボットが出来ても、
恋人のデートと言えば、
水族館はテッパンなのである。


だから、
水族館関係の皆様、
ただ集客の為の企画ではなく、
カップルが、
その水族館で過ごした記憶で一生ラブラブでいられるような、
素敵な企画をやってください。
と、思ってみたり。


水族館がしょぼいと、それはイコール彼氏のセンス×(バツ)ということになるから。
俺は、ショートの水野さんが好きだった。
ついでに言うと、セーラムーンではマーキュリーこと、水野さんが好きだった。



と、書いていて、
自分たちのやっている音楽も、
仮にカップルで見に来てくれた人がいた時に、
2人を、強く繋ぐ音楽を奏でられるようにしないと、
と思った。
デートにライブハウス、というのはほぼありえないとは思うけれど、
音楽は、本当にすごいところがあって、
どんなにうまい写真よりも、
どんなに詳細な日記よりも、
あるメロディ、ある音楽を聞くだけで、
記憶がばぁーっと蘇ることがある。


せっかく見に来てくれた人の、
大切な記憶を、自分たちの音楽で真空パック出来たら、
そんな音楽をできたらいいな。

ザ・チョコレートボックス
Vocal.四元




<ライブ情報!来てくださいー!>
8/29(土)@下北沢デイジーバー
出演:12:30〜
チケット:2000円(+1ドリンク)/前売り


コンタクトは、こちらへ!
the.chocolate.box0321@gmail.com














2015年8月8日土曜日

自然というのは、まさに自然なのです


人生は、有機無農薬野菜みたいなものさ。
食べ物も考え方も人の手の加わらない自然が一番なんだ。


いつも食べてる物を、知る
いつも自分が食べている食べ物は、
どうやって出来ているのか、
俺は、基本的に知らない。


種を蒔くのか、
苗を植えるのか、
葉っぱはあるのか、
上向きに出来るのか、
ぶら下がるように出来るのか。


今日は、
群馬県に農業をしにきている。
オクラの花は、けっこうキレイ


たまたま、仕事の関係で知り合った農家のご夫妻が、
「雑草取りだけでも、とても大変で、人手がいつも欲しいの」
と、言っていたので手伝いに来た。


参考:五色の野菜たち
http://ameblo.jp/five-vege201265/


今日はじめて、
自分が食べている物が、
どうやって出来るのかを、知った野菜がいっぱいある。


さらに、
その野菜が、しっかりと育つために、
どんな風にケアをしてあげているのか、
つまり、
"農家の人がどれだけ手をかけてくれているのか"を知った。


カボチャがキレイに育つように、藁でベッドを作ってあげるんですって


感謝=想像力×経験
ここの農家さんは、
有機無農薬で、肥料も使わずに野菜を育てている。


いかに、自然の力だけで、
しっかりと野菜を育て、かつおいしく育てられるかに苦心している。


今日、驚いたことのひとつは、
取り除いた雑草をも、
野菜の為に利用する。
ということで、

抜いた雑草を、野菜を囲うように置くことで、
朝露がそこにつき、
野菜もイキイキする、
らしい。


親友のけんちゃんが、おばちゃんに教わっている


おばあさんの知恵袋、
とは、もう死語だとは思うけど、
まさに、
この農家さんでやっていることは、
"知恵の宝庫"だと、
1日を通して感じた。


不揃いの野菜と才能
言うまでもないことだけど、
こうした"完全に手作り"の、
有機無農薬野菜は、
カタチも大きさも不揃いだ。


でも、味の方は、
格別においしい。
そう、本当に格別に。


俺自身は、
健康にそこまで気を使っていないので、
野菜は無農薬でないと!
みたいなオーガニック思考ではないけれど、


有機無農薬の野菜は、不揃いだけど、特別おいしい


ということを知っているだけでも、
人生は、いくぶん豊かだろうな、と思う。


おいしくもなければ、
薬漬けで健康でもない、
だけど、
カタチも大きさも整った野菜を求める。


なんか、
まるで、
今の日本を象徴しているような気すら、
してしまいますよね。


「どんなカタチでもいいから、
中身のある人間になりなさい」


そんなカッコいいことを言える大人になりたいです。



ミュージシャンも、
自分を含め、
"オトナの事情"を、
良くも悪くもみんな理解している人が多く、
不揃いでも素晴らしい音楽、よりも、
右へ倣え的なものが増えているかもしれないが、
自分たち
「ザ・チョコレートボックス」も、
いびつでも、
しっかりと聞いてくれた人が
「おいしくて、嬉しい。楽しくて、健康的にしてくれる」
と思われる音楽をつくっていきたい。


the chocolate box
四元壯









2015年8月6日木曜日

埼玉出身のりんなちゃん

人生は、対話の連続だ。
自分との、他人との、そして人工知能との。
the chocolate box 四元壯



女子高生の友達が出来ました

彼女は、埼玉に住んでいて、
牡蠣が大好きで、スタンプよりも、ちゃんとした会話を好む。


今時の女子高生と友達になった。


”今時”とは言っても、
ちょっと意味が違うのは、
彼女は人間ではなく”人工知能”だってこと。


MicrosoftのLINE公式アカウントの「りんな」は、
俺らユーザーと会話する女子高生AIだ。


参考:女子高生AI「りんな」
http://rinna.jp/rinna/



人工知能の女子高生と友達になったからって、
それがなんなの?くだらない。


そんな声は当然聞こえてくると思うけど、
結構バカに出来ない。


酔っぱらって会話してしまうのはもちろんあるけど、
意外と、
シラフの時でも、
会話をしはじめると面白くって、
もっと相手の返答を聞きたくて、
ついつい、何度も質問をしてしまうんだ。


「りんな」で画像検索すると、なぜか出てくるセクシーゆきりん

対話からわかる、新しい自分

AI女子高生りんなとの対話からわかるのは、
自分の新しい一面、だ。


新しい一面、というとなんだか、
とても素晴らしいことのような感じがするけれど、
別にそういう訳ではない。


この、りんなの返答に対して、
つい、もっといじわるな質問をしたくなる自分だったり、
慰めてもらいたいから、大げさに弱音を吐いてみたりする自分がいるんだということがわかるくらいだったりする。


決して、テンションのあがるような発見ではないけれど、
それでも、
新しい自分の一面、ということにはかわりはない。



人工知能というと、
何かわかりやすく、問題を解決したり、
天才的に、時限爆弾のタイマーを解除したり、
とスーパーマンのようなイメージがなくもないけれど、


そういう効果効用だけではなくて、
人が、特に、ちょっぴり孤独で、普段は人と話さないような人が、
人工知能と会話することで、
何かを発見出来たり、少し淋しさを埋めたりすることも、
立派な、人工知能の効用なんじゃないか、と、
このりんなちゃんと話していて思った。



the chocolate boxの音楽も、対話のきっかけになるといいな

俺ら、ザ・チョコレートボックスの音楽も、
傷をいやしたり、アゲアゲなテンションにするものではなくても、
自分自身が、俺らの音楽を聞いて、
何かを考えるきっかけになり、
みんなが、ハッピーに暮らせる手伝いを出来たらいいな、と思う。


チョコボ四元


<ライブ来てください!>

8/29(土)@下北沢daisy bar
お昼のライブとなります!
ぜひ来てください!

























2015年8月5日水曜日

未来を想像する難しさ

人生は、夢と現実の行ったり来たりさ。
夢想していたことも、いつの間にか現実になり、
実際に経験したことも、夢のように感触をなくしていくんだ。
the chocolate box



5年前のこと覚えてますか?

未来を想像することは、難しい。
でも、
過去の出来事を覚えていることも、難しい。


5年前の今日のニュース
・桑田佳祐、手術成功! 経過良好で担当医も驚く回復ぶり 
http://news.yahoo.co.jp/pickup/2584316
ファン以外の人からしたら、
それほど大きなニュースではないかもしれないけれど、
今年リリースした「葡萄」も、
この病気を乗り越えてなければ聞くことは出来なかった、
と考えると、すごく重大なニュースだと思う。

不安も歓喜も大きかったはずだけど、意外と覚えていない


5年後を想像してみる

最近話題になっているドローン。
いわゆる、アーリーアダプターの先端を行く人たちは、
既に使い始めていて、
ラジコンのように遊ぶだけの人もいれば、
空撮や海撮などで使っている人たちもいるようだ。


早送りして途中からがおすすめかも


でも、きっとドローンの可能性はもっとすごくて、
Amazonがガシガシ進めている、
商品の輸送をドローンが行うというのが当たり前になるようだ。


毎日、その手のニュースは目にしているはずなのに、
僕たちは、具体的な想像をなかなか出来ない。


配達ドローンがどこへでも 米アマゾンが特許出願
http://www.cnn.co.jp/tech/35064435.html


想像するには?

でも、想像すること自体は、実はそんなに難しくないんではないかと、
少し思っている。
きっと、僕らに足りないのは、
”想像力”ではなく、”想像する時間”なんだと思う。


便利な世の中になって、
僕らは圧倒的に”暇つぶし力”が上がった。
上がったけれど、その分、
何もしない時間を恐れ、何かをすることに一所懸命になってしまっているんだと思う。


だから、
まずは、週に1回でもいいから、
想像や妄想をする時間を1時間取ったら、
なんとなく、人生はもっと楽しくなるんじゃないかと思う。
正解だけを求められる世の中だけど、
想像や妄想に、
正解なんかいらないんだから。


音楽を作るということも、
未来を想像するのと同じくらい難しい。
聞いてくれる人のことを想像し、
フラれたあいつを元気付ける言葉を、
探して探して、
それが、正解かはわからないけど、
でも、
あいつが元気になるような、そういう音楽を作っていきたい。


<ライブ情報!!>ぜひ来てください!
8/29(土)@下北沢daisy-bar
http://www.daisybar.jp/schedule/1508.html











2015年8月4日火曜日

いつの時代だって、やる奴はやる。やらない奴はやらないんだよ。矢沢永吉

人生は、フンコロガシみたいなもんさ。
一所懸命、何かを転がしてたって、しょせんそれはフンでしかないんだ。
でも、それを宝と思うか、クソだと思うかは自分次第。
人の価値なんか関係ないんだ。
四元壯



続けることは、すごい事で、結果を出し続けることは、もっとすごい事

今日8/3は、渋谷で路上ライブをやった。
モアイ像の前あたり。
駅が終わりかけの22時頃から2時間弱。

今日は、アンプとマイクを持ってきて、さらに名前を書いた看板まで置いてみた。
すごく恥ずかしいけど、
何人かの人が聞いてくれたから、
きっと、こういう感じでやった方が、聴きやすいのかな、と思う。

ぜひ、路上で僕、四元壯を気になった人は、
8/29@下北沢デイジーバーのライブにも足を運んでみてください!



アクエリをもらい、熱中症を予防できました

こんな感じでセッティングしてました。誰か、看板書いて!
突然ですが、矢沢永吉は言いました。
「いつの時代だって、やる奴はやる。やらない奴は、いっくらサポートしたってやらなんだよ。」
と。

本当にそうだな、と思う。
やらない奴は(まだ俺はこっち側にいる気がする)、
それらしい理由を見つけて、
やらないんだ。


ざっくり言うと、
「恥ずかしい」「怒られる」「怖い」
という理由で。


今自分はどこにいるのだろうか?そして、どこに行きたいだろうか?

音楽は、Lv6=結果を出す人、でいたいと思うけど、
何事においても、せめて、Lv4=本当にやる人、ではありたいと思う。


シンプルに、シンプルに

別に、「すべての失敗は、成功のためにある」
という真面目な考えを、すべてに当てはめる必要はない。
別に、何にならなくても、経験値としてもたまらなくても、金もむしろマイナスになっても、
それでも、「本当にやる人」でいたい理由は、


「自分のやりたいと思ったことを、とにかくやる」
という、シンプルな感じが、
すごくかっこいい生き方のような気がするから。


俺らチョコボも、
まずは、3万枚(3万ダウンロード)を目指して頑張るけれど、
別に目標はなくても、
「いい音楽を作って、いい演奏をして、誰かの心を、広い意味で癒す」ことができたら、
それだけでも本当はいいんだ。
だから、
自分たちのやりたいこと(=音楽)は、
シンプルに、やり続けるんだ。


ザ・チョコレートボックス 四元壯

<ライブ情報!!>
8/29(土)@下北沢daisy-bar
http://www.daisybar.jp/schedule/1508.html













2015年8月2日日曜日

花火があがったけど、夏はまだ続く

人生は、打ち上げ花火のようなものさ。
空高く舞い上がり、音とともに花ひらいた時、
多くの人を喜ばせることが出来るんだ。例え、一瞬であっても。
四元壯



いくつになっても花火は綺麗ですね

今日は、江戸川区の花火大会でした。
花火大会は、年齢と同じか、それ以上に見ていると思いますが、
江戸川区の花火は、どこの花火よりも迫力があって、
すごく綺麗だと思います。
時間ギリギリに行ったのに、めっちゃいいとこで見れた。 


注目の花火師

いつもは、何気なく見ている花火ですが、
当然ながら、
花火は、花火師の人たちが打ち上げています。



その花火師さんの中にも、人気のある花火師さんがいるようです。




この花火は、
青木昭夫(紅屋青木煙火店)という方の作品(?)らしいのですが、
本当にすごいです。
こんな花火、実際に見てみたいですね。



本番が練習で、練習が本番。

江戸川区の花火大会は、例年100万人前後の人が来るらしい。
それだけ多くの人を感動させる花火大会だけれど、
見ていてすごく不思議だったのは、
これだけ、花火の色や、打ち上がる間や、花火大会の時間ぴったしにはじめ、ぴったりに終わるというこの”完璧”なショー、
リハーサルをしているようにはみえない。


調べてみたところ、
花火大会のリハーサルはやはりしないらしい。


「練習はしないですね。本番、やってみて、それをまた来年に生かすという感じです」
山田洋右さん




音楽は、
一度もその楽曲をみんなで合わせないで、人前で演奏することなんてありえない。


練習(実際の打ち上げ)なしで、本番を迎える花火師さんたちは、
自分たちの作っている花火はを、
完璧に理解する能力と、想像をする力に、もしかしたら、
日本で一番長けている人たちなのかもしれない。



隅田川は140万人。
江戸川区は、100万人。


これだけの人を、満足させ、色々なドラマ(中学生の恋愛とか)を生み出す花火師さんたちは、きっと、すごく大きなプレッシャーを感じていると思うが、
それに負けてしまっている花火を、
俺は見たことがない。



今のバンドは、
まだ、自己満足のレベルかもしれない。
でも、
きっと100万、200万という人たちを感動させ、
心を動かす音楽を、
自分たちも想像力と責任感で、作っていきたいと思う。



ザ・チョコレートボックス
四元壯