2015年6月26日金曜日

何でも聴ける時代に、聴きたいと思われる音楽を届けたい。

人生は、まるでジュークボックスのようなものさ。
膨大な選択肢の中から選べるのは、一曲の音楽だけ。
四元壯


 音楽ストリーミング時代到来で、音楽の聴き方が変わる


6月になって、AWAとLINE Musicというサービスが始まった。(どっちかはもっと前かも)
これは、どういうものかというと、「音楽をストリーミングで聴く」
つまり、自分の持っているiPodとかに入れずに、
Web上にあるものを常時ネットに接続して聴く、というサービスです。(多分)

まぁ、簡単にいうと、
youtubeの映像なし&有料のものと思っても、よいかと思います。


参考:新時代の音楽ストリーミング「AWA」ってなんだ


で、これで何が変わるの?

 まだまだ、おそらく知名度も低いこのサービスだけど、
普及すると、一番大きく変わりそうなのは、
「プレイリストの共有」
という音楽の聴き方になるんです。
(まぁ、受け売りですけどw)


「プレイリストの共有」ってどういうことか、というと、
”ワクワク帰り道♪” とか、 ”失恋した時に聴く音楽” とか、
誰かが、作ったプレイリストを、自分の気分に合わせて聴くようになるんです。
これはつまり、
「聴きたい曲を”自分で”選ぶ」のではなく「自分の気分にあった”誰かが”選んだ音楽」を選ぶ時代になる、ということだと思うんです。

おそらく、
「いや、私は自分の聴きたい曲、アーティストを自分で選ぶ」
という人もいるとは思うのですが、
おそらく、大半の人は、プレイリストで誰かが選んでくれた音楽を流す。
というふうになるんじゃないかと思います。

 「何万曲も聴ける」の落とし穴

 「いや、今だってyoutube含め、余裕で何万曲も聴けるやん」
ってツッコミが入りそうですが。
このサービスは、定額で「何万曲も聴ける」というもの。
いわゆる”選択肢過多”とかいう、法則?だと思うんだけど、
選択肢が多すぎると、人って選べなくって、選ぶことを放棄しちゃうんです。

だから、自分が聴きたい曲を選ばずに、
センスのいい(DJなんちゃら、とか) 誰かが作ったプレイリストを選ぶようになると思うんですね。


そんな時代だからこそ、聴きたいと思われる音楽を

そうやって、誰かが選んだ音楽を聴くというのも、
全然悪いことじゃないと思うんです。
結局、ラジオから流れてくる音楽だって、誰かが選んでくれたものを、
たまたま聞いて、好きになる、ということだから。

でも、
そんな時代に入るからこそ、
自分たちの音楽を、
仕事や学校の帰り道、夏が近づいてきたとき、大切な人を思い出したいとき、
そんな時に、聴きたい、聴こう。
と思ってもらえるように、
いい音楽を作っていかないとだな、と思いました。

無限にジュークボックスの中でも、輝きのある1曲を。



0 件のコメント:

コメントを投稿