引いてみたら、大吉だったり、大凶だったり。
でも、引く勇気がないと悪い結果すら得ることはできないんだ。
四元壯
嵐の夜に、結婚について考える
こないだ姉のパイセン(先輩)とご飯を食べた。そのパイセンは言っていた。
「結婚なんて、結局男が決めるかどうかなんだよね。
男が決めちゃえば、あっという間だよ」
と。
さすが、パイセンは人生の先輩。
言うことに、真実味がある。と思った。
(ごちそうさまでした!)
その考え方で、見渡してみると・・・
僕は、『サラダ記念日』で有名な俵万智さんがけっこう好きなのですが、あの人の小説『トリアングル』という、
恋愛小説の登場人物たちも、
結局、「男の意思」に翻弄されているんだなぁ、
という読み方ができた。
「人の一生?」と息子が首をかしげていた。 pic.twitter.com/CyNzWHCWas
— 俵万智 (@tawara_machi) 2015, 7月 23
この小説は、
主役の女性と、不倫相手だけど素敵な男性Mと、年下で鬱陶しいほどのピュアな男の子と、
3人の三角関係の物語なんだけれど、
(ちなみに”トリアングル”はフランス語で、英語だと”トライアングル”ですよ)
「結婚をするかしないか決意しない」男性Mと、
「結婚したり、もしくはちゃんと付き合うという決意をしている」男の子、
二人の決意が、主役の女性の気持ちを、行ったり来たりさせる。
決意がないからこそ、維持できる関係。
決意があるからこそ、変わってしまう関係。
決意がないのは、結局、大切なことを先送りしているだけなんだけど、
卒業とか時間の制約もない大人だからこそできる、
先送りの仕方だな、とは思う。
人生は波に揺られるように。でも、意思を持って。
常に、白黒つけなければいけない人生というのは、楽ではない。
めんどくさいことの方が多い。
波風立て、ぶつかりあって、は疲れてしまうから。
でも、
それでも、
毎日毎日、生きていて、
波に揺られるままに生きていたら、
あっという間に、
自分の意図しなかった場所、望んでいない場所に辿りついてしまう。
だから、
なるべく、
自分の意思で選べることは、
どんどん選んでいきたいと思う。
他人の波に流されるのは、
慣れてしまうと、抜け出せなくなる。
沖から、戻れなくなるんじゃないかと強くなる。
だからこそ、意思の強さが必要なんだ。
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