2015年9月11日金曜日

男の決意

人生は、おみくじみたいなもんさ。
引いてみたら、大吉だったり、大凶だったり。
でも、引く勇気がないと悪い結果すら得ることはできないんだ。
四元壯



嵐の夜に、結婚について考える

こないだ姉のパイセン(先輩)とご飯を食べた。
そのパイセンは言っていた。


「結婚なんて、結局男が決めるかどうかなんだよね。
男が決めちゃえば、あっという間だよ」
と。


さすが、パイセンは人生の先輩。
言うことに、真実味がある。と思った。
(ごちそうさまでした!)




その考え方で、見渡してみると・・・

僕は、『サラダ記念日』で有名な俵万智さんがけっこう好きなのですが、
あの人の小説『トリアングル』という、
恋愛小説の登場人物たちも、
結局、「男の意思」に翻弄されているんだなぁ、
という読み方ができた。


この小説は、
主役の女性と、不倫相手だけど素敵な男性Mと、年下で鬱陶しいほどのピュアな男の子と、
3人の三角関係の物語なんだけれど、
(ちなみに”トリアングル”はフランス語で、英語だと”トライアングル”ですよ)
「結婚をするかしないか決意しない」男性Mと、
「結婚したり、もしくはちゃんと付き合うという決意をしている」男の子、
二人の決意が、主役の女性の気持ちを、行ったり来たりさせる。


決意がないからこそ、維持できる関係。
決意があるからこそ、変わってしまう関係。


決意がないのは、結局、大切なことを先送りしているだけなんだけど、
卒業とか時間の制約もない大人だからこそできる、
先送りの仕方だな、とは思う。



人生は波に揺られるように。でも、意思を持って。

常に、白黒つけなければいけない人生というのは、
楽ではない。
めんどくさいことの方が多い。
波風立て、ぶつかりあって、は疲れてしまうから。


でも、
それでも、
毎日毎日、生きていて、
波に揺られるままに生きていたら、
あっという間に、
自分の意図しなかった場所、望んでいない場所に辿りついてしまう。


だから、
なるべく、
自分の意思で選べることは、
どんどん選んでいきたいと思う。


他人の波に流されるのは、
慣れてしまうと、抜け出せなくなる。
沖から、戻れなくなるんじゃないかと強くなる。
だからこそ、意思の強さが必要なんだ。









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