2015年9月29日火曜日

他人への優しさは、自分の人生の満足度に比例する

人生は、お腹を満たした犬のようなものさ。
自分がほどよくお腹を満たしていれば、他のものにだって優しくなれるんだ。
四元壯




マタニティウーマンに席を譲らないNo.1は”おっさん”

俺は、自慢じゃないが、かなりの確率で、
電車では席を譲るし、エスカレーターのない階段では、
ベビーカーを運ぶのを手伝う優しい男、通称ヤサメンだ。



4行目にして話がそれるが、
俺は学習院大学という、大学に受かった。
早慶を目指していたので、偏差値的にはそれほど高くはないが、
高校中退だった自分からすれば、
かなりミラクルな、良い大学に受かったと思っている。


高校中退だった俺が、学習院大学という大学に入れた理由は、
英語を毎日10時間近く頑張ったからでもなく、
本番の前日に読んだ中国史が、試験に出て結構解けたからでもなく、


”受験生時代に、東武東上線で、ベビーカーを3度ほど運び、2度ほどばぁちゃんに席を譲ったから”だと、本気で思っている。



だから、
もしも俺が受験生にアドバイスを求められたら、即答で
「年配に席を譲ったり、ママさんの手助けをしてあげなされ」
と言います。むしろ言ったことあります。ふざけんな、という顔されましたけど。笑



と、まぁ、4行目から脱線したわけですが、
なぜここまで脱線したのかと言いますと、


四元統計によると、
「電車で、妊婦さんに席を譲らないタイプNo.1は”おっさん”」
ということを言いたいが為でした。



なぜ、おっさんは妊婦さんに席を譲らないのか?

おっさん、というのはまぎれもなく、
企業につとめるそこそこ地位のあるサラリーマンのことをさします。


会社という組織の中では、
人に対して指導をするくらいの立場であるおっさんが、
なぜ、
妊婦という、あきらかに、体力的にキツい人間に席を譲らないのか。


なぜでしょう?
読んでくれているあなた、なぜだと思いますか?


俺は、
「自分の人生に満足していないから」
というこの一点につきると思います。


Google的おっさん像



仕事以外の時間が、自分の人生を決める 

ちなみに、「席を譲らない率No.1がおっさん」という根拠は、
僕の周りの、現役妊婦や元妊婦さんの話にもとづいており、
N数で言えば、5くらいだとは思います。


しかし、それでも立派に、世間の統計として見れるのではないかと思っています。


席を譲らないことで、何が起きるか。
何も起きません。
起きないけど、妊婦さんはがっかりします。
そのおっさんにも、そのまわりの人たちにも。

でも、
席を譲ったら何が起きるか。

譲った本人は、
なんとなく満たされます。同じくらい照れくさくて、ちょっとやり場がなくなります。
そして、周りの人も、
あのおっさんいい人だな、とほっこりします。
さらに妊婦さん。
1、2駅でない限り、おそらくありがとうございます。
って思います。
自分が座れる楽さに、ではなく、
譲ってくれた行為そのものに。




大人になればなるほど、
仕事以外では、本気を出さなくなる気がします。
多くの人は。


俺自身、ホテルで働いていたけれど、
ホテルで働いている時間は、サービスについて一所懸命でも、
仕事以外の時間は、サービスされるのが当たり前、くらいに思ったりしました。

仕事の時は出来る、クライアント、目の前のお客さまへの対応、
すごく丁寧で、気の利いている人でも、
プライベートではちょっと疲れてしまい、
店員さんに、冷たい感じの人もいます。


でも、人生って、
仕事の時間だけじゃないし、
仕事だけしていればいいもんじゃない。



仕事以外の時間、自分がどれだけ、
自分に満足できるか。


何かしらの理由で、やりもしないで諦めて、
何かのせいにして、腐って、それで他人にも優しくなれない。
そんな人生、絶対かっこわるいでしょう?


だから、
満足できる人生を生きよう。
俺は、生きたいです。



自分に満足してれば、
ちょっとやそっとの疲れ、きっとたいしたことなくて、
武井壮ばりの瞬発力で、
ママに席を譲れるはず。


人生、何を得たか、も大事だけど、
何をしたか、しようとしたか、だけでも満足するんじゃないかって思う。


がんばって、楽しんで、優しく生きたいよね。


the chocolate box四元壯













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