温めてあたためて、そしてようやく孵化するんだ。
四元壯
ソニアカフェスに行ってきた
今日は、お勉強の日。
ソニーミュージックの主催するソニアカフェスというイベントで講座を受けてきた。
そのイベントは、音楽業界についての講義を、著名アーティストやプロデューサーが行うというイベントだった。
そのイベントは、音楽業界についての講義を、著名アーティストやプロデューサーが行うというイベントだった。
参考:ソニアカフェス2015公式サイトhttp://soniacafes.com
俺が受けたのは、
いしわたり淳治さんの作詞講座。
いしわたりさんはスーパーカーというバンドのギタリストであり、作詞作曲をしていた人。
ただ、俺はスーパーカーのこの人はあまり知らない。
俺が、今回この人の"作詞"講座を受けたいと思った最大の理由は、
チャットモンチーのプロデュースをしていたからである。
チャットモンチーは、
プリンスホテルで俺が働いていた時、
弾丸名古屋ツアーに行く時に、同期の仲間が車でDVDを見せてくれた時に、一瞬で好きになった。
それ以来、特に、
脱退してしまったドラムのくみこんのイベントには、2、3度顔を出して、
サインまでもらうミーハーぶりだ。
(恥ずかしい)
それくらい好きなチャットのプロデューサーをしていた方から、
直に作詞について聞けるのは、貴重だと思い、行くことにした。
それくらい好きなチャットのプロデューサーをしていた方から、
直に作詞について聞けるのは、貴重だと思い、行くことにした。
いしわたり淳治さんの講座で学んだこと
優れたミュージシャンというのは、
優れた講師にもなりうるんだな、と思う、
とても学ぶことの多い濃密な90分だった。
まず冒頭で、
「作詞を辞書で引いたことある人いますか?」
と問われた。
この一言で、
いかに今まで自分が、何も考えずに作詞、曲作りをしていたかに気づかされた。
優れた答えは、優れた問いから生まれる、
というのは聞いたことがあるが、
まさに、これは、
作詞で伸び悩んでいる自分への鋭い問いだった。
90分の中で、ほぼ1分も聞き漏らしできるところはなかったのだけれど、
その中でも特に勉強になったのは、
「ごくせん方式」という作詞法だった。
「ごくせん」というのは、
以前流行した1ドラマで、極道(ヤーさん)が教師をするという設定なのだが、
ふつう「教師」と「極道」というのは結びつかない。
だから(だけど?)、
その2つの間に接着剤として”ストーリー”を盛り込む。
そうすることで、
「なにこれ?」というような言葉で人の興味を高め、
ストーリーを知ることで、
「なるほど!」とハッとさせることができ、
それで、曲のインパクトを高めつつ、好きになってもらうことができる。
という方法だ。
AKBグループでは特に、SKEに多いらしく、
「賛成かわいい」「12月のキリン」などが例に挙げられていた。
さすが秋元さん。
作詞の教科書のような人だ。
ただ漫然と何かをやっていても、
一所懸命、曲を作っていても、歌っていても、
あまり意味はないし、
時間がかかりすぎる。
ということだった。
自分で新しい方法を見つけながらやる、
というのは、
一見素晴らしいことのように思えるが、
音楽は特に、
「出来たものが全て」だ。
だから、
作詞に10年かかった曲も、
トイレ中に5分で出来ちゃった曲も、
同じ基準で評価され、
そして、
デキちゃった曲の方が”売れる”という評価をもらうことも、
少なくない。(ような感じがする)
今まさに、
the chocolate boxはレコーディングに向けて、
アレンジに、演奏に、頭を悩ませている毎日で、
俺自身も、
曲作りが軽いスランプに陥っている最中だけれど、
方法論を持っていれば、
きっともっと、
「心に響く音楽」を作れる可能性が高まるだろうな、
とすごく思った。
とはいえ、
方法論だけ知って、出来た気になった人間にはなりたくないので、
今はとにかく、
作って作って、アレンジしてアレンジして、
ちゃんと形にして、人前で発表していくべき時期だな、
と思う。
あぁ、レコーディングまでやることがいっぱい・・・
でも、
バンド名も、作った人の名前も知らないけれど、
誰もが聞いたことのある曲、
になるように、最高のものを作りたいと思っています。
乞うご期待!!!
今夜も読んでくれてありがとうございます。
the chocolate box
四元壯
優れた講師にもなりうるんだな、と思う、
とても学ぶことの多い濃密な90分だった。
まず冒頭で、
「作詞を辞書で引いたことある人いますか?」
と問われた。
この一言で、
いかに今まで自分が、何も考えずに作詞、曲作りをしていたかに気づかされた。
優れた答えは、優れた問いから生まれる、
というのは聞いたことがあるが、
まさに、これは、
作詞で伸び悩んでいる自分への鋭い問いだった。
90分の中で、ほぼ1分も聞き漏らしできるところはなかったのだけれど、
その中でも特に勉強になったのは、
「ごくせん方式」という作詞法だった。
「ごくせん」というのは、
以前流行した1ドラマで、極道(ヤーさん)が教師をするという設定なのだが、
ふつう「教師」と「極道」というのは結びつかない。
だから(だけど?)、
その2つの間に接着剤として”ストーリー”を盛り込む。
そうすることで、
「なにこれ?」というような言葉で人の興味を高め、
ストーリーを知ることで、
「なるほど!」とハッとさせることができ、
それで、曲のインパクトを高めつつ、好きになってもらうことができる。
という方法だ。
AKBグループでは特に、SKEに多いらしく、
「賛成かわいい」「12月のキリン」などが例に挙げられていた。
さすが秋元さん。
作詞の教科書のような人だ。
AKBはみんな顔が似ててわからない。と言ってしまう、おじさんになった僕。 |
方法論というコンパスが欲しい
この講座に行って思ったのは、ただ漫然と何かをやっていても、
一所懸命、曲を作っていても、歌っていても、
あまり意味はないし、
時間がかかりすぎる。
ということだった。
自分で新しい方法を見つけながらやる、
というのは、
一見素晴らしいことのように思えるが、
音楽は特に、
「出来たものが全て」だ。
だから、
作詞に10年かかった曲も、
トイレ中に5分で出来ちゃった曲も、
同じ基準で評価され、
そして、
デキちゃった曲の方が”売れる”という評価をもらうことも、
少なくない。(ような感じがする)
今まさに、
the chocolate boxはレコーディングに向けて、
アレンジに、演奏に、頭を悩ませている毎日で、
俺自身も、
曲作りが軽いスランプに陥っている最中だけれど、
方法論を持っていれば、
きっともっと、
「心に響く音楽」を作れる可能性が高まるだろうな、
とすごく思った。
とはいえ、
方法論だけ知って、出来た気になった人間にはなりたくないので、
今はとにかく、
作って作って、アレンジしてアレンジして、
ちゃんと形にして、人前で発表していくべき時期だな、
と思う。
あぁ、レコーディングまでやることがいっぱい・・・
でも、
バンド名も、作った人の名前も知らないけれど、
誰もが聞いたことのある曲、
になるように、最高のものを作りたいと思っています。
乞うご期待!!!
今夜も読んでくれてありがとうございます。
the chocolate box
四元壯
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