一所懸命学んでいたって、狭い教室を飛び出せば、
知らないことが溢れているんだ。
四元壯
新しい私立高校がとうとう作られた
時代が大きく変わる時は、国よりも民間の方が強い影響力を持つ。吉田松陰が松下村塾で育てた、伊藤博文や山県有朋、高杉晋作は、
明治維新で活躍したことからも、それは証明されている。
カドカワが、ネットの高校を作り、来春に開校する。
参考:カドカワ、ネットの高校「N高等学校」来春開校へ プログラミング、アニメの課外授業も
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/14/news117.html
これは、まさに新しい形の「私立高校」であり、
新しい学校のありかたそのものだ。
オンラインスクールは昔からあったし、
MBAも取れる、大前研一の経営するBBT大学も、基本的にオンラインのみで学ぶ大学なので、それほどネットの学校というのは、新しいわけではない。
しかし、
ネットの学校で、高校卒業の資格がえられるのは、
かなりすごいことだと思う。
家から出られなくても、高校卒業できます!! |
この学校・・・俺も行きたい!
このカドカワの「N高等学校」、上のニュースに書いてある内容を、よーく読むと、すごく楽しそう!!
もう、書いてある内容全部を書きたいくらいだけれど、強いてピックアップするならば、
・大ヒットになった「ビリギャル」の著者が講師としてサポート
・プログラミングをドワンゴのトップエンジニアが教鞭をとり教える(ドワンゴは、ニコニコ動画などを運営するトップIT企業)
・現役の作家が教える「文芸小説創作授業」
ね?行きたくなるでしょ?
しかも学費は、3年間で29万円と、決して高くはない。
なんとなく高校に行く意味を見いだせない中学生や、
やりたいことはあるのに親が高校に行けと言われて泣く泣く受験する中学生が、
まわりにいたら、ぜひおすすめしてください!
え?将来に責任持てない?大丈夫。行くも行かないも選ぶのは本人なんだから。
おすすめできる理由は、楽しい(楽しそう)からだけではない。
確実に、「教える人の質がいい」からだ。
なぜ質がいいと言えるのか?
それは、”守られていない人”が教えるから。
守られていない人というのは、つまり公務員でない民間人で、
競争の中で今も生き抜いている、トップの人たちが教えるからだ。
逆に言えば、
今、教員免許を持って勉強を教えている人たちは、
国家という上司から、「これ教えてといて」と渡された教科書を、
情熱もなく、生徒に教えるだけの、
質がいいとは言えない教師が多いのではないだろうか。
四元は、この本をスタバで読んで、泣いてしまいました |
「これまでの学校」の価値が下がった理由
なぜ、これまでの学校は価値がなくなってきているのか。理由は沢山あると思う。
そもそも、学校の価値ってどういうところにあったんだろうか?
・友達が出来る←出来ない人もいるし、学校でなくても友達は出来る
・高校卒業の”資格”が得られる←これからはネットでとれる
・男女共学だと、異性に会える←これは重要だ
うーーん。
やっぱり、これまでの学校に行かなくてはいけない理由はないような気がする。
俺が通っていた夜間高校は、
入学時は1クラス30人くらいいたけれど、
1年後には15人くらい、
2年後には10人に満たなかった。
なぜやめるか?
やはり、「通わなければいけない」というところが大きかったと思う。
学校の時間は17時半から。
仕事があっても、遅刻は遅刻。
そして、夜間高校に来る人は、
・超ひきこもり(マジでコミュニケーション難しい)
・超ヤンキー(親はやくざで兄は暴走族の頭とか)
という両極端のタイプの人間だ。
ヤンキータイプは、
なんだかんだ学校という形は好きなのでいいとして、
やはりひきこもり系の人たちを、
学校に毎日通わせるには無理がある。
勉強はしたい。数学は好き。
でも、学校に通うのだけはいやだ。
そういう人もいるはずだし、
そういう人の方が、勉強しだしたら、すごくいい結果を出す可能性があることも少なくない。
だから、
このカドカワの新しい高校のように、
いやいや通わなくてもよく、純粋に勉強だける学校が浸透していった暁には、
人生を楽しいと思える人、
好きなことを見つけられている人は、
沢山いるのではないだろうか?
そしてその結果として、日本にはいわゆる”優秀な人”は沢山いるのではないだろうか?
ちなみに俺の考える優秀な人とは、
「自分の得意なこと」で、「他の人には出来ない結果を出せる人」だと思っている。
そういう人が沢山いる国は、とてもステキだと思う。
今の学校は、今の学校でいいところがあるとは思う。
通うことが好きな人もいる。
だから、
どちらの形が絶対、ということではなく、
選択肢が増える、というのがいいことなんだと思う。
でも、
既存の学校は、気を抜いていたら、
本当に絶滅してしまいますよ!
最後に、吉田松陰の言葉でブログを締めてみたいと思います。
「学者になってはいけない。 実行しなければならない」
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ザ・チョコレートボックスは、実行のバンドです。
11/28@六本木claps
今、めちゃめちゃ色んな面白いこと考えています!
いつもより、若干お高いですが、
きっと満足してもらえると思いますので、
お待ちしております!
the chocolate boxよつもとしょう
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