2015年8月18日火曜日

意思を持つ星

人生は、夜空のようなものさ。
暗く、暗くなるほど、星は美しく、たくさん輝くんだ。
四元壯



4万人を揺らす、泣かす、叫ばせる

感動とは、「感情が」「動く」ということ。
感情が動いた時、
それは、痛みにせよ、喜びにせよ、
人は”生きている”ということを実感するのではないだろうか。
そして、
生きていることを実感することが、
人を豊かにするんじゃないだろうか。


Mr.Childrenのツアー「未完」に行ってきた。


この4万人という大観衆を前に、
45才の桜井さんは、
35才のツアー「I ❤️ U」の時と同じように、
いや、それ以上の安定感と激しさを持って、
歌をうたっていた。


それに呼応するように、
ファンの人たちは、
自らケイタイのライトをつけ、
揺らし、
東京ドームは、星空になった。


ある曲が終わり、桜井さんのスイッチオフの合図により、
ひとつ、またひとつと、
多くのライトが消えていった。


その瞬間はまるで、
星が、意思を持って消えていくかのような、
そんな感じだった。


地球は、
人の住む星。
もしかしたら、
宇宙のどっかからみたら、
意思を持つ星のように、
見えたりするのかもしれない。
そんな風に、少し思った。

会場内での撮影・録音はご遠慮ください。

生命は”意思”によって進化する

はじめてMr.Childrenに出会ったのは、
1996年、アルバム「深海」が発売された時だった。


小学校4年だった自分は、
意味もわからず、
ゴミのようなダンボール
そこで眠る老婆
錆びた夢の残骸
明日は我が身
だけど 苦笑してる 苦笑してる 苦笑したりしてる
「So Let's Get Truth」
なんて歌ってた。
まだ、女性ボーカルの方が歌いやすい、
声変わりする前の声で。


それから、もう20年。
未だに、これだけの人気があるのは、
なぜなのだろうか。


きっと、桜井さんの書く曲は、
”真理”が散りばめられているからではないだろうか。


大小の様々な歯車が複雑に絡み合い今日も廻ってるあぁこの世界 愛しき世界君と廻してる 

進化論では首の長い動物は生存競争の為にそのフォルムを変えてきたと言う「強く望む」ことが世代を越えていつしか形になるなら この命も無駄じゃない「進化論」 

今、この時代に生まれ、生きている僕らは、
今、まさに生き抜く為に、理想の為に、進化することは出来ない。
だけど、
生き抜く為に、そして愛する人を守りたい、と「強く望む」ことで、
もしかしたら、
次の世代、次の次の世代に、
進化を遂げられるかもしれない。
そういう歌を、
歌っているから、
きっと多くの人の、心をつかむのではないかと、思う。



急に、下世話な話になってしまうけれど、
あるアーティストの人が言っていた。
「俺ら、ミュージシャンは、チケットという紙切れ一枚を、
7000円とかで買ってもらう仕事なんだぞ」
つまり、
”わざわざ”チケットを買って、
”わざわざ”会場まで足を運んでくれるお客さんは、
ただただ「信頼」そして、信頼ゆえの「期待」を持っているのだろう。


4万人の信頼。
10公演なら、40万人の信頼。


それを背負うだけの覚悟がなければ、
音楽なんてやっていけないな。


頑張らなければ。


ザ・チョコレートボックス 四元壯


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<もうすぐライブだよ!>
8/29@下北沢DaisyBar
出番12:30〜
チケット前売り2000円+1ドリンク代(当日、取り置きでOKです)









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