2015年8月8日土曜日

自然というのは、まさに自然なのです


人生は、有機無農薬野菜みたいなものさ。
食べ物も考え方も人の手の加わらない自然が一番なんだ。


いつも食べてる物を、知る
いつも自分が食べている食べ物は、
どうやって出来ているのか、
俺は、基本的に知らない。


種を蒔くのか、
苗を植えるのか、
葉っぱはあるのか、
上向きに出来るのか、
ぶら下がるように出来るのか。


今日は、
群馬県に農業をしにきている。
オクラの花は、けっこうキレイ


たまたま、仕事の関係で知り合った農家のご夫妻が、
「雑草取りだけでも、とても大変で、人手がいつも欲しいの」
と、言っていたので手伝いに来た。


参考:五色の野菜たち
http://ameblo.jp/five-vege201265/


今日はじめて、
自分が食べている物が、
どうやって出来るのかを、知った野菜がいっぱいある。


さらに、
その野菜が、しっかりと育つために、
どんな風にケアをしてあげているのか、
つまり、
"農家の人がどれだけ手をかけてくれているのか"を知った。


カボチャがキレイに育つように、藁でベッドを作ってあげるんですって


感謝=想像力×経験
ここの農家さんは、
有機無農薬で、肥料も使わずに野菜を育てている。


いかに、自然の力だけで、
しっかりと野菜を育て、かつおいしく育てられるかに苦心している。


今日、驚いたことのひとつは、
取り除いた雑草をも、
野菜の為に利用する。
ということで、

抜いた雑草を、野菜を囲うように置くことで、
朝露がそこにつき、
野菜もイキイキする、
らしい。


親友のけんちゃんが、おばちゃんに教わっている


おばあさんの知恵袋、
とは、もう死語だとは思うけど、
まさに、
この農家さんでやっていることは、
"知恵の宝庫"だと、
1日を通して感じた。


不揃いの野菜と才能
言うまでもないことだけど、
こうした"完全に手作り"の、
有機無農薬野菜は、
カタチも大きさも不揃いだ。


でも、味の方は、
格別においしい。
そう、本当に格別に。


俺自身は、
健康にそこまで気を使っていないので、
野菜は無農薬でないと!
みたいなオーガニック思考ではないけれど、


有機無農薬の野菜は、不揃いだけど、特別おいしい


ということを知っているだけでも、
人生は、いくぶん豊かだろうな、と思う。


おいしくもなければ、
薬漬けで健康でもない、
だけど、
カタチも大きさも整った野菜を求める。


なんか、
まるで、
今の日本を象徴しているような気すら、
してしまいますよね。


「どんなカタチでもいいから、
中身のある人間になりなさい」


そんなカッコいいことを言える大人になりたいです。



ミュージシャンも、
自分を含め、
"オトナの事情"を、
良くも悪くもみんな理解している人が多く、
不揃いでも素晴らしい音楽、よりも、
右へ倣え的なものが増えているかもしれないが、
自分たち
「ザ・チョコレートボックス」も、
いびつでも、
しっかりと聞いてくれた人が
「おいしくて、嬉しい。楽しくて、健康的にしてくれる」
と思われる音楽をつくっていきたい。


the chocolate box
四元壯









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