支え合って、やっと立っていられる。
四元壯
欲しいものはなんですか?
今日は、鹿児島から来たいとこと、
東京を散策していた。
かわいいもので、
鹿児島から来ると、山手線ひとつ乗るのにも、
相当勇気がいるらしい。
確かに、俺の地元の友達も、
東上線から、山手線に乗り換えることさえ、ままならないこともあったし、
それが鹿児島からなら、そりゃそうかもな。
で、
散策しながら、
電車に乗るんだけれども、
2人で座っていたら、
目の前におばあちゃんが立ったから、
まぁ、
普通に席を譲ったわけですよ。
で、
同じ品川で降りて、
降りる時も、ありがとうって言われたけど、
まぁ、
本当に当たり前のことで、
むしろ、
「譲った方がいいのか?いや、年寄り扱いで失礼かな?」
なんて迷いをさせる間もないくらい、
おばちゃんで良かったよ。
でなければ、譲るタイミング逃してたから。
で、驚いたことは、
品川のホームでいきなりかばんを引っ張られたわけ。
ヤンキーに絡まれたのかな?と思うよね。笑
そしたらさ、
ばあさんが、
「ありがとなっ!!」
って、お金を俺のポケットに入れたの。
え?!!
と思ったけど、その場で「いや、けっこうです」なんて言うのも、野暮ったいから受け取りましたが。
お金じゃないのよ、欲しいのは。でも、ありがとうです。
もちろん、お金なんか期待してやったわけではない。
ありがとうって言葉すら、期待してない。
俺がいつも、こういう行為をする時は、あくまで、
見過ごすことへの罪悪感からだ。
ばぁさんを無視して座っていても、
ベビーカーを1人で運んでるママさんを無視して階段をのぼっても、
大体、「あー、やっぱやれば良かったかなー」という後悔にかられる。
そう思ったら、
しばらくはそのことに捉われてしまう。
だから、
俺は、親切そうな行為をするだけだ。
もし、
そういうことをして、
お礼になにかしてくれると言うなら、
the chocolate boxを、
応援してください。
が、今の答えですね。
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