人生は、八日目を待つ蝉のようなものさ。
必死で鳴いて、ただそれだけでも生きるってことなんだ。
四元壯
２０１５年７月４日19時01分
夏は嫌いです。
大好きだから、嫌いです。
俺はこんなに大好きなのに、
なんで訪れては、また去っていってしまうんだろう。
一番好きなのは、６月。
夏が来る”予感”がするから。
一番嫌いなのは、８月の真ん中過ぎ。
突然、秋の風が吹いて、夏の終わりを感じさせるから。
なんとなく、
「日がのびたね」とか「日が落ちるのが早くなったね」
とか言っていたけど、
実はもう、日は短くなってきている。
７月４日の１９時０１分をピークに、
３日くらいを１つの区切りに１分ずつ、
日の入りが早くなっている。
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| 引用：http://kuusou.asablo.jp/blog/2015/06/29/7688509 |
思い出は、音楽とともに
今日は、なんだかセンチメンタルなブログになってしまう。
きっと、夏がもうすでに終わりに向かっていると知ってしまったからだろう。
夏の思い出といえば、
鹿児島。
中学生の頃、２週間近くも一人で行ったりしていた。
鹿児島のゆっくりと流れる時間、
暑さと静けさが好きだった。
夏の思い出といえば、
長い夜。
高校生の頃、朝から夜を越え、明け方まで、遊び回っていた。
ちょっと悪い友達と、
早く大人になりたくて、悪いことをしてみたり、きっと背伸びをしていたんだろう。
子どもから大人になるにつれて、
夏の濃度は、どんどん薄まっていく。
７月に入っても、３月と同じように働いて、
８月も、１２月と同じように働いて、
同じような日々が続くから、
季節の違いがなくなって、夏の濃度も薄まっていく。
でも実は、
どの夏も大切な夏になっていっているんだ、とも思う。
BankBandの3枚目のアルバムに入っている「若者のすべて」という曲は、
俺の、軽井沢での社会人生活を、じんわりと思い出させてくれる。
何を、というわけではない。
あの頃の、あの夏の、あの空気感を。
音楽は、本当に素晴らしい。
どんなにiPhoneが進化して、簡単に、美しい写真が撮れるとしても、
本当に残しておきたいものは、実はほとんど残せていない。
でも音楽は、目に見える形ではないけれど、
繰り返し繰り返し聞いていた時期のことは、
楽しいことも、切ないことも、
沢山、心の中に残しておいてくれる。
俺たちチョコボも、
今、最高の”夏の音楽”を作っています。
乞うご期待。
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